【2018年2月2日開催】オランダ・フィンランド・アメリカに学ぶ教育の未来

自由の国と言われるオランダ。授業時間が短いながらもPISAでトップレベルのフィンランドの教育。そしてイノベーションの発信地でありながらも教育格差に喘ぐアメリカの教育。

 

今回、2017年9月から12月まで3か月間オランダに滞在し、現地の人と一緒に生活しながら初等教育の教員研修で毎日学校現場を見てきた甲斐崎、原田、フィンランドについて、教育機関の視察だけではなく、現地でのフィールドワークや、さまざまなリサーチを行ってきた梅田、そして2017年まで3年間アメリカに滞在し、子どもが現地校に通う中で、学校インタビューやフィールドリサーチを続けてきた藤原がそれぞれの国で見て感じてきたことをお伝えします。

 

実は、私たち4名、共通した「モヤモヤ」を抱えています。海外の教育情報に関しては、とかく「大絶賛」か「酷評」のどちらかで語られがち。また、宿題や、評価・テスト、ICTの導入、授業方法など部分部分の情報はあるのですが、それらを支える社会環境、歴史・文化、家族の在り方、国民意識など、本来語られるべき重要な情報が抜けていることが多いのです。一つ一つの情報が間違っているわけではありません。でも、その背景や構造までに心を寄せないことで単なる憧れに終わったり、部分のみの導入で結局効果が得られないのではもったいない、そう思います。

 

私たちの見てきた各国のリアル、そしてその背景と構造を知るからこそ、適切な最初の一歩が踏み出せるかもしれません。よりよい日本の教育の未来についてみんなで話し合ってみませんか?

 

 

【日時・場所】

2018年2月2日(金)19:00-22:00

Mistletoe株式会社

〒107-0061東京都 港区 北青山 2-9-5, スタジアムプレイス青山 8F

 

【参加費】

3000円 (一般)

2500円 (教員・学生)

※満席のため締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

 

【構成(予定)】

 

第一部: 各国の社会・家庭・そして教育のリアルについて

‐アメリカ        藤原さと

‐フィンランド 梅田眞司

‐オランダ           甲斐崎博史・原田友美

 

第二部:日本の教育の未来を考えるダイアログ

 

【スピーカー】

 

甲斐崎博史

1999年、プロジェクト・アドベンチャー(PA)に出合ったとき、価値観、世界観、教育観がひっくり返る体験をし、それ以降、PAとそのベースとなる体験学習法を核とし、子どもたち自身が学び進めていくワークショップや探求型学習、協同学習を公立小学校で実践し続けてきた。2017年、オランダで開催された日蘭イエナプラン教育専門家研修に参加し、9月~12月の3か月をオランダで過ごす。

 

原田友美

大学で心理学と美術を学んだ後、2017年3月まで東京都公立小学校で図工専科として勤務。自立と共生を学ぶイエナプランスクールのコンセプトに魅かれイエナプラン を学び始める。現在は佐久穂町イエナプランスクール設立準備財団に所属し、日本初のイエナプランスクール設立に携わっている。2017年、オランダで開催された日蘭イエナプラン教育専門家研修に参加し、オランダ・イエナプラン教育専門教諭資格取得。

 

梅田眞司

『格差社会解消・是正』をミッションとして、慶應SFCを拠点に社会起業。市民の想像力の創発で社会課題の解決(デザイン)を目指す。経営デザイン戦略コンサルティングをはじめ、自立人財教育、学び場づくり、地域活性、および高校でのイノベーション教育授業を手がける。また、人の魅力を切り出すフォトグラファーとしても活動するほか、神奈川県教育委員会インクルーシブ教育推進協議委員、海老名市社会教育委員、神奈川県PTA協議会執行役員を務める。北欧、とくにフィンランドの社会・教育システムの研究を通して、学習者中心デザインや参加型デザインの「学びの場」の可能性を感じている。

 

藤原さと

日本政策金融公庫、ソニー(株)などを経て一般社団法人こたえのない学校を設立。2017年まで3年米国テキサス州に在住。その間、子どもが現地校に通い、自身も公立校での代理教員を経験したり、コミュニティカレッジで教職の単位を取得する過程で多くの学校を視察。保護者や教員・教育委員会へのインタビューを含めたリサーチを実施。オースティンで開催されるSXSWeduには2年連続で参加。コーネル大学公共行政学大学院卒業(修士)

 

 

主催:一般社団法人こたえのない学校 Learning Creator’s Lab

協力:FutureEdu Tokyo

協賛:Social Design Laboratory

会場パートナー: Mistletoe 株式会社

 

※対象: 教育関係者、保護者、学生ほか、教育に興味のある人