LCL2020募集

LCLは年間を通じて、探究する学びをチームで実践する本科と、テーマごとのオープンラボがあります。
2020年度(4期)の募集は終了し、2021年度(5期)の募集は1月下旬を予定しています。
コチラよりメルマガ配信のご希望をいただければ、募集開始時にご案内をお送りいたします。

 

LCL2020募集概要

合宿後にクリエイティブパートナーと出会い、探究学習の主要な理論に触れながらも、チームで決めた探究プロジェクトを共に開発・実施していく約7か月間の旅となります。自らプロジェクトを生成していく教育者育成プログラムであり、自己を振り返り、自ら積極的に学び行動を起こすことで、将来にわたっての仲間や、探究学習に向けての自信など、多くのことが得られます。今年のテーマは「自由になる探究を見つけよう」 さあ、探究の旅をご一緒しましょう!

 

◆こんな方にお勧めです

● 探究学習を学校や教育機関で実践してみたいが、開発・実施の環境がない方

● 探究学習の理論を一線の実践者から学びたい方

● 学校外の先生や教育に関わる人たちと一緒にプロジェクトをしたい先生方

● 民間企業勤務や民間教育事業に携わっていて、先生と一緒に何かをしたい方

● 探究学習を推進するにあたって、信頼できる仲間とメンターを見つけたい方

● 教育者としての自分を振り返り、自分らしい探究学習を実践できるようになりたい方

 

◆LCL2020の探究プロジェクト

下記3つのプロジェクトに参画します。

 

①チーム探究プロジェクト(必須)
LCLでは、10月の最終発表に向けて、合宿で多様なバックグラウンドを持つ5名前後のチームを組んで、約7か月間、共にプロジェクトを開発・実施していきます。そうすることで、必ずしもうまくいかないことも含め、プロジェクトを通じた学びを自ら経験することに大きな価値があると考えています。本プロジェクトにしっかりコミットしていただくことが本プログラムの参加条件となります。

 

②クリエイティブパートナーに関する探究プロジェクト
下記の3つのクリエイティブパートナーが進めるプロジェクトの企画・実施に携わります。①のチーム探究プロジェクトのテーマをこのプロジェクトに連携しても構いません。よくばりな方は複数に携わっても構いません。

 

電通アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所

様々なプロジェクトで教育に携わってきた実務経験者でチームを組織、コミュニケーション領域での発想メソッドや社会貢献活動での経験を体系化し、研究校での共同研究を含め、アクティブラーニングに使えるノウハウを教育界に提供しています。今回はその中から、「プレゼンの授業」をご用意。誰でもすぐに面白いプレゼンができるようになるコツを伝授します。

アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所URL⇒こちら

 

地理人

7歳の頃から空想地図(実在しない都市の地図)を描く空想地図作家。大学生時代に47都道府県300都市を回って全国の土地勘をつけ、地図デザイン、テレビドラマの地理監修・地図制作にも携わる他、地図を通じた人の営みを読み解き、新たな都市の見方、伝え方作りを実践しています。「まちを歩く」にも抜群の相性のよさの空想地図。作り方も学び、歩く探究、空想探究をしましょう!

地理人研究所⇒こちら

講師 今 和 泉  隆 行 プロフィール ⇒こちら

 

EXIT Film

イグジットフィルムでは、シネマ表現にフォーカスした映像制作を手掛けています。シネマ風の絵作りや構成に基盤を持ち、様々なジャンルの映像コンテンツ制作を通じて、クライアントの課題解決や、社会課題の解決、そして自分たちの作家性の追求を目指しています。昨年は、連携する夏のLearn X CreationのハッカソンにLCLメンバーが参画し、コンビニプロジェクトが公立小学校で立ち上がり、映像化されます。

EXIT FILM⇒こちら

 

 

 

③個人探究プロジェクト(自由課題)
個人、もしくはメンバーのだれかと一緒にチームを組んで自らテーマを設定して探究プロジェクトを実施することを奨励します。LCLで学んだことをぜひ応用してください。

 

 

◆プログラム中の様子・LCL生の声

● 7か月の様子の流れをご紹介します。

● LCL生からの感想(記事)は→こちらから

 

 

LCL2020スケジュール

(スマートフォンなどをご利用で画面に表全体が表示されない場合、表内を横にスクロールしながらご覧ください。)

3月28日(土)13:00
-3月29日(日)15:00
(合宿)
探究の旅への準備合宿1)自分を知る時間
2)チームを創る時間
3)探究についての現在地の確認とゴール設定
岩瀬直樹(軽井沢風越学園校長)〔ウエブ参加〕
藤原さと(一般社団法人こたえのない学校代表理事)
寺中祥吾 (流通経済大学助教)チームビルディング
甲斐崎博史(軽井沢風越学園) チームビルディング
4月18日(土)
14:00-19:00
探究をジェネレートする探究マインドセット:ジェネレーターという「あり方」
市川力 (一般社団法人「みつかる+わかる」代表理事・ジェネレーター)
5月10日(日)
10:00-18:00
(ロングミーティング)
クリエイティブマインドと探究クリエイティブパートナーによるワークショップとプレゼンテーション
電通アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所
地理人研究所
Exit Film
5月31日(日)
13:00-18:00
探究学習の各理論を学ぶ子ども哲学(P4C)における探究
河野哲也(立教大学文学部教授)
清水将吾(NPO法人こども哲学おとな哲学アーダコーダ 理事)
6月21日(日)
10:00-18:00
探究学習の各理論を学ぶイエナプランにおける探究
中川綾(日本イエナプラン教育協会理事)
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国際バカロレア認定校における実践と探究
坪谷郁子 (東京インターナショナルスクール理事長)
秋吉梨恵子(聖ヨゼフ学園小学校教諭)
8月1日(土)
14:00-19:00
探究プロジェクト中間発表探究プロジェクトのプランおよびいままでの取り組みの発表
当日のアドバイザー(予定※)
岩瀬直樹(軽井沢風越学園校長)
市川力 (一般社団法人「みつかる+わかる」代表理事・ジェネレーター)
各クリエイティブパートナー
※日程が先のため、一旦日程の確保をいただいていますが、総評者の一部が欠席となる場合もございます。
7-10月探究プロジェクト実践(各グループ)
10月10日(土)
14:00-19:00
探究プロジェクト
最終発表
探究プロジェクト実践発表と総振り返り
当日の総評者(予定※)
岩瀬直樹(軽井沢風越学園校長)
市川力 (一般社団法人「みつかる+わかる」代表理事・ジェネレーター)
各講師・クリエイティブパートナー(一部)
※日程が先のため、一旦日程の確保をいただいていますが、総評者の一部が欠席となる場合もございます。

 

◆応募資格

①教員・教育関係者・学生・社会人・保護者、その他教育に興味があり、本格的に”探究”を学び、実践したい方 (18歳以上)

②LCLの活動にコミットし、探究プロジェクトを責任もって推進する方。

③「教えてもらう」のではなく、「自ら学び」「自ら教育を変革していきたい」という気概のある方。本プログラムは「自ら探究する」プログラムです。講義やワークショップをベースに自ら学びを深める意思のある方。

④チームプロジェクトはオンラインミーティングや、FBなどのSNSを使って進めることが中心となります。そのことをご了承いただける方。登録などのサポートは適宜行います。

⑤本ホームページの「×探究・LCLとは」の項を必ずご確認いただき、プログラムについてご理解いただける方。

⑥遊び心のある方!

※全体として75%以上の出席と課題提出がアルムナイ認定の必須条件となります。特に合宿は参加必須です。なお、「探究学習の各理論」については、教員の方は、時期的に忙しい時期でもあるため、オンラインのビデオを視聴し、レポートすることで参加とすることもできます。探究プロジェクトのフリーライディングは認めません。修了証が学校などで必要な方にはお出し致します。不明点などは事前にお問合せフォームからお問い合わせください。

 

◆講座概要

(スマートフォンなどをご利用で画面に表全体が表示されない場合、表内を横にスクロールしながらご覧ください。)

価格(3月合宿宿泊費込・税込)

一般・および私学教員: 早割 150,000円(税抜換算 136,400円)
現役公立学校教員・学生: 早割110,000円 (税抜換算 100,000円)

※早割は【2月10日24時まで】。
※早割期間が終了したら【+5,000円】となります。
※教員は教員免許だけではなく、2020年2月現在で実際に現場で教鞭をとられている方、来年度も教員継続される予定の方を対象とします。(臨時教員の方などは一旦いずれかを選択の上、申し込み備考欄よりご相談ください)。今回、補助のない公立の教員の方に可能な限りご参加いただきたく、このような価格設定となっていること、ご容赦ください。
※修了証はご希望の方にはお出しします。
※お申込みフォームは本項の下にあります。

<キャンセルポリシー>
お申し込み後のキャンセル料については以下のとおり請求させていただきます。
初回講座の2週間前からキャンセル料が発生いたします。
⇒2週間前昼12時以降    50%  
⇒1週間前の昼12時以降   100%
条件

  • 募集 約30名(最低遂行人数24名)1次募集〆切 2月10日(月)
    ※2月15日(土)までに選考結果をご連絡します。
    2次募集〆切 2月17日(月)(1次募集の結果により募集しない可能性があります)
    選考は、ダイバーシティその他を考慮させていただき〆切後速やかにご連絡いたします。同等のお申込みの場合は、先着の方が優先です。
    選考理由は大変申し訳ございませんが開示いたしませんのでご了承ください。

  • 年度をまたぐ時期に初回合宿のため、異動が懸念される方は事前にお知らせください。
    異動の証明をお送りいただくことで、異動によるキャンセルの場合は、2週間を切っても、全額返金いたします(手数料除く)


  • 大学生以上であれば、教育実践のない方でもお申込み可能です。
    ただし、内容は教育者として中級レベルとしますので、全く経験のない方は関連図書を読むなど自主的にも学びを深め、プロジェクトに貢献するための準備をお願いいたします。

  • 課題図書購入は自己負担でお願いいたします。

  • 合宿宿泊費(夕食代含)は参加費に含まれております。

  • 合宿場所までの交通費、合宿外での懇親会費用、時間外での講師によるワークショップが開催される場合がありますが、そちらはは別途(参加自由)となります。

  • 参加規約はこちらから

  • その他お申込み前のご質問や確認はこちらから
会場◆ 初回合宿会場:中伊豆ワイナリーヒルズ (静岡県伊豆市下白岩1434)

◆ その他の日程:IID世田谷ものづくり学校(東京都世田谷区池尻 2-4-5)

◆ その他の日程:MISTLETOE OF TOKYO(東京都目黒区 大橋2-22-42)

協賛電通アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所
株式会社 地理人研究所
Exit Film Inc.
IID世田谷ものづくり学校
一般社団法人Learn by Creation(一般社団法人SOLLAから社名変更予定)
主催
  
一般社団法人こたえのない学校
http://kotaenonai.org/

 

◆お申し込み

お申し込み受付は終了いたしました。たくさんのご応募、ありがとうございました!

◆講師一覧

岩瀬直樹氏

【全体アドバイザー】 岩瀬直樹氏
軽井沢風越学園 校長 軽井沢風越幼稚園 園長

22年間の小学校教員を経て、2015-2018年東京学芸大学大学院教育学研究科教育実践創成講座准教授。2020年4月より軽井沢風越学園校長、および軽井沢風越幼稚園園長。専門は、学級経営論、ファシリテーション。教員時代は主に、信頼に基づく学級経営、学級経営・校内研修・授業へのファシリテーションの活用、ライティングワークショップ、学習の個別化等の実践研究に取り組む。著書に『せんせいのつくり方』、『信頼ベースの学級ファシリテーション』シリーズ(解放出版)、『「最高のチーム」になる!クラスづくりの極意』(農文協、近刊)等多数。

 

 

市川力氏

【探究マインドセット】 市川力氏
一般社団法人「みつかる+わかる」代表理事・ジェネレーター

元東京コミュニティスクール校長。慶応義塾大学SFC研究所クリエイティブ・ラーニング・ラボ上席所員。変化の激しい時代を面白がって生きるマインドを育むために、まちのおっちゃんジェネレーターとして、大人と子どもがともに学び成長する場づくりを行っている。主な著書は『先生!』(岩波新書)『探究する力』(知の探究社)『科学が教える、子育て成功への道(翻訳書)』(扶桑社)『クリエイティブ・ブラーニング(共著)』(慶應義塾大学出版会)

 

寺中祥吾氏

【チームビルディング/ファシリテーション】 寺中祥吾氏
流通経済大学 助教

2010年より株式会社プロジェクトアドベンチャージャパンに参画、アドベンチャー教育を通した研修の企画・実施、指導者養成等に従事する。2017年より、現職。スポーツ経験の中で身に付けた力を汎用的な力に転換することを目指し、体験学習を通じた実践と研究に取り組んでいる。

 

【チームビルディング】 甲斐崎博史氏
軽井沢風越学園 教諭

1999年、プロジェクト・アドベンチャー(PA)に出会ったとき、価値観、世界観、教育観がひっくり返る体験をし、それ以降、PAとそのベースとなる体験学習法が自分の教育の核になると確信。子どもたち自身が学び進めていくワークショップや探究学習、協同学習を展開している。

 

坪谷郁子

【国際バカロレア】 坪谷郁子氏
東京インターナショナルスクール 理事長

1985年イングリッシュスタジオ(現)東京インターナショナルスクールグループ設立、1995年東京インターナショナルスクール(国際バカロレアの認定校)を設立。2000年、軽度発達障害など個別指導が必要な中・高校生のためのNPOインターナショナルセカンダリースクール(現東京インターナショナルプログレッシブスクール)設立、2012年、国際バカロレア(IB)機構アジア太平洋地区委員会の委員に就任(現国際バカロレア日本大使)。文部科学省とともに、教育の国際化の切り札となる国際バカロレアの普及に取り組んでいる。内閣府教育再生実行会議9次提言委員。現内閣官房教育再生実行アドバイザーおよびワーキンググループ委員。

 

 

秋吉梨恵子

【国際バカロレア】 秋吉梨恵子氏
聖ヨゼフ学園小学校教諭

IB Advanced Certificate in Teaching and Learning Research 保有
IB Workshop Leader, School Visit Team Member
公立小学校で教えている時にIBと出会い、その魅力と可能性に惹かれ渡米を決意。北米、欧州の各地で学校を訪問しながら、大学院でIBについての研究を続ける。日本の小学校初のPYP認定校で、カリキュラムコーディネーターとして探究のカリキュラムデザインと実践に奮闘中。LCL1期生。

 

 

中川綾氏

【イエナプラン】 中川綾氏
日本イエナプラン教育協会理事・株式会社アソビジ代表

元中学高校教諭(保健体育)。普通科・定時制・通信制高校、公立小中学校、特別支援学校、などでの教員経験あり。アメリカ・オランダなどを視察滞在して学んだ、Project Based Learningやイエナプラン教育などの経験型自立学習プログラムを日本で研究実践し、『具体的なアイデアと考え方』で支援・促進する。また、「大人が楽しんでいれば、子どもも楽しく生きることができる」という想いのもと、教育機関・企業・行政の大人に向けて、体験を通してチームビルディング研修やワークショップ等を行う。学校法人茂来学園理事。

 

河野哲也氏

【こども哲学】 河野哲也氏
こども哲学おとな哲学アーダコーダ副代表理事・立教大学文学部 教授

慶應義塾大学文学研究科後期博士課程修了、博士(哲学)。専門は哲学、倫理学、教育哲学。日本哲学会理事、日仏哲学会理事、日本現象学会委員、日本科学哲学会理事、科学基礎論学会評議員。著書に 『じぶんで考えじぶんで話せる こどもを育てる哲学レッスン 』(河出書房新社, 2018年)、S・ケイ、P・トムソン『中学生からの対話する哲学教室』(玉川大学出版部, 2012年, 共訳)、『現象学的身体論と特別支援教育』(北大路書房, 2015年)、『道徳を問いなおす: リベラリズムと教育のゆくえ』(ちくま新書, 2011年)、『人は語り続けるとき、考えていない』(岩波書店, 2019年)等。

 

【こども哲学】 清水将吾氏
こども哲学おとな哲学アーダコーダ理事

立教大学兼任講師。NPO法人こども哲学・おとな哲学 アーダコーダ理事。日本大学、日本女子大学、東邦大学で非常勤講師を務める。ウォーリック大学大学院哲学科でPhDを取得後、東京大学UTCPの特任研究員、特任助教を経て、現職。分担執筆書に、『ベルクソン『物質と記憶』を診断する-時間経験の哲学・意識の科学・美学・倫理学への展開』(書肆心水、2017年)。共監訳書に、マシュー・リップマンほか『子どものための哲学授業: 「学びの場」のつくりかた』(河出書房新社、2015年)