シンプルに深く学ぶカリキュラムデザインを探究する「カリキュラム工作室」(オンライン講座)募集開始!

カリキュラム・マネジメントと聞くと、それだけで「やらなければならないことだらけ」「負担が増える」というイメージはないでしょうか? 今、世界的に教師が努力すればするほど学習内容が増えてしまうという問題が世界中で起きており、カリキュラムオーバーロードと言われています。さまざまなコンピテンシーを身につけさせてあげたいと思うがあまり、逆に「詰めこみ」になってしまうのです。しかし、こうした負荷の大きいカリキュラムは教師にとって負担なばかりではなく、生徒にとっても学びが薄く、効果の低いものになってしまう可能性があります。

「カリキュラム工作室」(オンライン講座)では、概念や学習材に基づく探究とカリキュラム研究の基礎的・応用的な仕組みを学び、学習内容を構造化するスキルを身につけます。そして「学び」の意味を問い続けることで、児童・生徒・教員の負担を減らしながらも真に意味のある探究カリキュラムを作っていきます

具体的にはたった一つの「概念」を主軸に置くことで、授業をスリム化していきます。そうすることで、一人ひとりの児童生徒、教員が持っている異なるコンピテンシーがある概念を中心に互いに紐づいていく学びのプロセスを生み出すことができます。人は一人ひとり違う個性的な人間です。そうした個性と多様性を認め、できることもできないこともあっていい学び・評価を容易にします。

また、一条校としてカリキュラムデザインを行う場合、学校教育施行規則などのカリキュラムの前提を尊重しつつ、学習指導要領を柔軟に引き算的に使うことは必須です。「教科書」を基準に考えるとデザインは難しく感じますが、学習指導要領を有効に使うことが実は負担のないカリキュラムと明確な評価の近道となります。

 

 

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◆ こんなかたにおすすめです。

 ・探究に取り組んでみたいけれど、大変そうで尻込みしてしまっている

 ・概念や学習材に基づく探究について、できるところから取り組んでみたい

 ・探究的なカリキュラムデザイン、マネジメントについて基礎から学びたい

 ・概念や学習材に基づく探究をすでに実践されている⽅の話を聴いてみたい

 ・概念や学習材に基づく探究の流れを、他の実践者と協働的に構想・検討してみたい

 

◆こんな⽅にはあまりおすすめできません……。

 ・お手軽な授業の秘訣や方法論が知りたい人

 ・知識をつなげていくことに好奇心を持って取り組んでいくことが苦手

 ・(人に褒められるような)格好のいいカリキュラムデザイン、マネジメントがしたい

 ・モヤモヤを抱えたり、⾃分と対⽴する考え⽅に触れたりすることが苦⼿

 ・⾃⾝が⾏っている実践以外の探究的な学びを受け⼊れることが苦⼿ 

 

<プログラム内容・スケジュール> 

「カリキュラム工作室」第1期 期間:2021年10月〜2022年3月 土曜20:00-22:30(6ヶ月間) 全回オンラインにて実施
1〜2回、およそ3週間の間隔を開けて整理編と工作編をそれぞれ実施します。
※12/26の回のみ、日曜開催となります。ご注意ください。

 

⑴整理編(全5回 各回2時間半 10/2, 11/13, 12/26, 2/5, 3/19)

概念学習とカリキュラムの基礎とその応⽤について、事例をもとに探究していきます

  10-11月:概念や材に基づく探究とカリキュラムの基本的な枠組みについての理解を整理する

  12-1月:概念や材に基づく探究の実際について整理する

  2-3月:概念や材に基づく探究の枠組みを⽤いて、⾝近な授業実践・題材を整理する


⑵工作編(全4回 各回2時間半 10/23, 12/4 , 1/15 , 2/26)

共有される実践事例と実践者の関⼼に合わせて、理論を参照しつつ探究していきます。ご自身の実践や身近な題材をぜひ持ち寄ってください。

  ・⾃⾝の教育実践を共有しながら、探究の流れを整える概念を工作する

  ・実施している概念学習の実践を共有しながら、探究の流れを工作する

 

 

※特定の教育手法をセールスする場ではありません。

※今回「公正」を中心概念として、カリキュラムデザインを進めます。(実際の学校現場では違う概念を考え、それを主軸においても大丈夫です)

※題材としては小学校の学習指導要領を用います。しかし、中学・高校における教科内での探究、教科横断的な探究、総合的な探究にも応用可能です。

 

 

◆開催方法

Zoomを使用します。スマートフォンからの参加も可能です。
※Zoomの安全な使用に関する当法人の見解と対応についてはコチラをお読みください。
※当日の講義部分については、各回終了後録画ビデオで配布します。欠席の場合はそちらを確認いただくことができます。

 

◆事前課題

『学ぶこと・教えること―学校教育の心理学』(鹿毛・奈須) 序章〜第二章
 amazon: ​​『学ぶこと・教えること―学校教育の心理学』(金子書房)
 ※本は、ご購入のうえ、該当範囲の通読(可能であれば目を通しておいていただく程度で問題ございません)をお願いいたします。

 

◆価格

64,900円(税抜参考 59,000円)

 

◆定員

24人(最低遂行人数15人:お申込状況をふまえて9/26に実施有無を判断いたします)

 

◆対象

学校教員・民間教育者・教育を学ぶ大学生(先着順)

※お支払いは、申し込み後一週間以内に振込もしくはPaypal(クレジットカード利用可)での入金をお願いしております。申し込みフォームに入力後の自動返信メールを必ずご確認ください。

 

講師

カリキュラム工作室担当:桐田敬介
専門は学校教育学・芸術教育哲学。大学の共同研究員として研究を進めつつ、個人事業主としてさまざまな学校・企業・法人・個人のカリキュラムデザインの裏方役を担当。探究的なカリキュラムのなかでは総合学習の材中心のカリキュラムが大好物。信州教育の隠れファン。

https://researchmap.jp/keisuke_kirita/

◆企画・サポート

工作見守り人:藤原さと

2013年に「概念をベースとした探究(Concept-based Inquiry)」に出会い、惚れ込み、小学生向けの探究プログラムを30以上開発実施してきた。教育者むけの研修でも概念をつかったプログラム構成を得意とする。さまざまな題材を組み合わせてプロジェクトを創るのが好き。

https://kotaenonai.org/member/fujiwara-sato/

 

◆申し込みはこちらからお願いします。

大変ご好評につき満席になりましたので、申し込みを締め切りました。

 

※Learning Creator’s Lab 利用規約(実施判断が開催6日前の場合)はコチラよりご確認ください。

※今後、本プログラムを含めこたえのない学校、Learning Creator’s Lab関連のご案内をご希望の方は必ず連絡が入るメルマガをお送りしております。こちらからご登録ください。

 

<私たちについて>

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※こたえのない学校の主催する教育者向け年間プログラムです。本プログラムはLearning Creator’s Labのオープンラボとして実施します。

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