哲学書は、難しい?読みにくい?
こたえのない学校で設立黎明期から参画し、リサーチフェローを務めてくれている桐田敬介君が、「桐田哲学堂」を正式にオープンしました。
哲学書を読むことを「登山」になぞらえて、「おすすめの登り方」を紹介しつつ、「みんなの登ってみた体験」を共有する少人数の「哲学登山」コースに加え、哲学書を読みながら自分のテーマを探究することを、「旅をする」ことになぞらえて、「おすすめの旅の仕方」を紹介しつつ、「旅の体験」を共有していく「哲学紀行」のコースが新たに登場。
「わからないは、おもしろい」
“哲学の山の登山は険しいものでもあるけれども、多くの人に開かれた楽しみです。色々な山ごとに案内人を務める研究者たちの本と合わせて読むと一人では見渡せなかった風景がより見えてくるもの。”
今まで何度か哲学書にチャレンジしたけど挫折した人、読むことはそんなに好きではないけれど、考えることが好きな人。学校現場などで何か考えるモノサシのようなものがあったらいいのになぁ、と思う人。
一人ひとり、それぞれ登りたい山々も違えば、魅力を感じるルートも違うもの。その違いを尊重しながら、いま自分にとって関心のあるテーマについて参考になる「山」や「ルート」を桐田シェルパがそのつど紹介し、パーソナルガイドとして、一人ひとりの哲学の旅路をサポートしていきます
◆ こんなかたにおすすめです。
実践しているなかで自分の軸がすぐブレてしまう
考えることが好きだけど、哲学書はハードルが高い
本を読み始めるが途中で挫折してしまう
自分のホントウの考えをシェアする場がない
◆ ゆっくりじっくり進むため、こんなかたにはあんまりおすすめできません…。
一回でぜんぶスッキリ理解したい(モヤモヤが辛い)
自分と違う考え方には意味がないと思いがち
批判を通じて意見をすり合わせたり吟味したりすることを避けがち
哲学紀行
哲学紀行では、哲学書のタイプ分類や読み方、探究の仕方をイントロダクションとしてお伝えしたあと、一人ひとり2つのルートで探究していきます。
ご近所ルート
すでに持っている自分の価値観や考え方について対話しながら、いまの自分の感性に合う哲学書や哲学者の議論の紹介を通じて、自分に近しい哲学から次第に哲学の山に親しんでいくルート。哲学書はあまり読んだことがないけれど、自分なりに1から考えてみたい方にオススメです。
冒険ルート
すでに関心を持っている哲学書や哲学者、あるいはテーマについて対話しながら、これからの自分の旅路に合う哲学書や論文、哲学者の紹介を通じて、自分なりの哲学を探索していくルート。いくつか哲学書を読んだことがあるけれど、もっと自分のテーマを確かめていきたい方にオススメです。
◆スケジュール
初回イントロダクション(反転講義:哲学書の読み方)
+月1回オンラインミーティング(60分)
+メール等でのフォローアップ(月1回)
◆価格
6,000円/月(税込)
◆講師
シェルパ(店主):桐田敬介
専門は芸術教育の哲学。現象学の創始者フッサールが大好き。
古代から現代までせっそうなく読み散らかす哲学オタク。
今はエピクテトスを通勤中に読書中。
◆申し込みはこちらからお願いします。
◆みんなと一緒に登る「哲学登山」について
2月からは、Vol.1「自由」が好評だったため、増設します。第1回・第2回は、人間の自由な精神のあり方について考えたヘーゲル、第3回は自由な社会のあり方について考えたミル、第4回は人々との自由のつくり方について考えたアーレントの裾野を辿りながら、「自由」というテーマの広大な風景を眺めていきましょう。
3月からは、「探究」をテーマとする哲学書を読んでいきます。第1回はプラグマティズムについての入門書を読み、第2回は探究の重要さを見つめたパース、第3回は探究の拡がりを見つめたジェイムズ、第4回は探究の理論をつくりあげたデューイの裾野を辿りながら、「探究」というテーマの持つ深遠な風景を眺めていきましょう。
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※こたえのない学校の主催する教育者向け年間プログラムです。本プログラムはLearning Creator’s Labのオープンラボとして実施します。
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